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2005.1.6
日東電工株式会社(本社:大阪府茨木市 社長:竹本正道)は、2005年4月に稼動する福岡地区水道企業団の海水淡水化プラントにホウ素阻止機能を強化したスパイラル型逆浸透膜モジュールを供給しました。既に夏季試運転をクリアし、現在今春の本格稼動に向け最終調整段階に入っています。
今回の海水淡水化プラントは、日本最大規模(造水能力:5万m3/日)を誇ると共に、最大60%の高回収率運転による造水コストの節減と2種類の逆浸透膜を有効に組み合わせた新システムの採用により、脱塩処理効率の向上を実現しました。
海水淡水化は様々な方式(蒸発法・電気透析法・蒸気圧縮法・逆浸透膜法など)がありますが、その中でランニングコスト、特にエネルギーコストが小さい逆浸透膜法が主流として採用されています。
逆浸透膜を利用した海水淡水化プラントは、中東・地中海・中米地域および世界の水不足地域で建設されており、日本でも1997年から沖縄県北谷町で造水能力:4万m3/日のプラント(1.5万トン分を日東電工グループが供給)が稼動しています。
今後も、離島や水質向上が望まれる地域を始め世界的にも多くの海水淡水化プラント建設が予定されており、引き続き逆浸透膜の需要が見込まれます。
当社および米国ハイドロノーティクス社(カリフォルニア州:100%子会社)は、世界の海水淡水化プラント向けに主要なキーデバイスである逆浸透膜モジュールを供給していきます。

ホウ素は小さな元素のため逆浸透膜をすり抜けやすいので、アルカリ雰囲気(PH9.5)でホウ酸イオン形態での膜分離を行います。
福岡地区水道企業団の海淡プラントは、3種類の異なる分離膜を用いた造水システムです。
前処理部には当社製の除濁用限外ろ過膜モジュールが、脱塩部分には東洋紡績製の中空糸型逆浸透膜が、脱塩水に残存するホウ素を除去する後処理部には当社製の超低圧逆浸透膜が採用されています。
第1段階処理(高圧型逆浸透膜)で透過水を高濃度・低濃度に二分割します。高濃度の透過水のみを第2段階処理(超低圧型逆浸透膜)へ送るために第2段階部分の脱塩処理効率が改善され、エネルギーコスト低減と設備規模縮小が可能になりました。
(RO脱塩水の高濃度側透過水を部分的にホウ素除去の後工程へ)
〔除濁処理:スパイラル型UF膜〕〔脱塩処理:中空糸型高圧RO膜〕

| 除濁処理膜: | スパイラル型UF膜: | RS50-S8 3,060本 |
|---|---|---|
| ホウ素除去処理膜: | スパイラル型超低圧RO膜: | ES20B 1,200本 |
| 売上規模: | 約10億円 |
| 規模 | 5万m3/日〔生産推量〕 |
|---|---|
| 構成 | 浸透取水設備・UF膜設備・高圧RO設備・低圧RO設備・生産水導水設備放流設備・薬品注入設備) |
| 場所 | 福岡県東区大字奈多字小瀬抜 |
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